2012/02/07

沖縄コネクション #0(シューカツ)

岩波書店著者の紹介状あるいは岩波書店社員の紹介があること

・・・という、いわゆる「コネ」という採用条件が物議をかもしているようですね。
結論からいうと、ボクは岩波擁護の立場です。
なぜなら、「コネ」とは、知恵と行動力で獲得できると考えているからです。

「コネ」採用に懐疑・否定派の考え方は、コネとは血縁・家柄とか、親がスーパーリッチといったことを指し、固定的・先天的(?)な要因と認識しているため、本人の才能や努力とは無関係→採用としてはふさわしくないということがベースになっているのだと思います。

たしかに、労せず、生まれながらにしてコネを持っているヒトも相当数いると思います。しかし、コネ(Connection)とは、つながりや関係というのが第一義です。

現時点で、コネがなければ、見つけたり、作ればいいじゃん、と。
「48時間以内に、10億円用意しろ」といわれるより、ずっと簡単。

世界中のどんな人物とも6人を経由すれば繋がるという「シックス・ディグリー」という話もあるわけで、同じ国内に限れば、ツー・ディグリーもあれば十分コネは見つかります。しかも、現代には、Facebookもあるし。
あとは、本人の努力と熱意で、たどり着いた人にどのようにして「紹介状」を書かせるかという問題になるわけです。たしかに難易度は高いけど、決して不可能ではない。

実際、繋がるだけなら、ボクとオバマ米国大統領とはかなり近くて、ツー・ディグリーです(マジ)。

労せずして応募資格がある人もいれば、そうでない人もいる。
でも、それは、前夜に勉強した問題がたまたま試験当日にでたというラッキーさと本質的には変わらないと思います。あとは本人の努力と熱意と相性。

そして岩波書店にとって、このコネ採用条件を継続的に続けるのであれば、今年より来年はもっと良質な人材が採用ができるかもしれません。だって、来年、岩波書店に入社したい人は1年かけてその宿題に取り組むことになりますから、当然、今年より宿題のレベルはあがりますよね。

事物・事象のつながりや関係を見いだす作業って、「編集」そのもの。
そういう文脈からも、岩波さん、さすがです。

PS
沖縄のコネについて書こうと思っていたのですが、その前振りネタが長くなってしまいました。次回、本文(沖縄コネクション #1)に行きます。


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