2014/08/18

アジアビジネスマンに絶賛される、かりゆしウェアと時間感覚

ベンチャーは地方でチャンスをつかめ!
〜沖縄で飛躍的に成功する40の法則


 香港で沖縄県の誘致セミナーが開催された際、沖縄進出や沖縄企業との取引にあたり、そのメリットについて腑に落ちていない香港の企業さんがいました。
 「日本進出のメリットは理解できたが、もっと沖縄ならではの進出メリットはないのか?」という質問に、プレゼンターチームが顔を見合わせる事態になりました。

 私は別のテーマで登壇予定だったのですが、会場席からマイクを借りて、こう話しました。
 「法律や特殊な税控除の仕組みはすでに説明済みなので、別の観点からのメリットをお伝えしましょう。第1のメリットは、みなさんが目にしているとおり、沖縄ではビジネスマンでもスーツを着なくてもよいことです。このかりゆしウェアというカジュアルなシャツでオフィスでも冠婚葬祭の場でもOKです。第2のメリットは、沖縄ではアポイントの時間に多少遅れても誰も気にしないことです。(ここで、満面のスマイル)」

 ハズしたと思ったでしょ?
 いえいえ、その日一番の大きな拍手喝采を受けたのです。

 金融系ビジネスマンであれば世界共通でスーツなのでしょうが、私たちがおつきあいするほとんどのアジア中小企業・ベンチャーのビジネスマンは、日本出張の際には大いに緊張をするようです。
 いつものポロシャツではなく、慣れないスーツと革靴をそろえて、慣れない外国(東京)にもかかわらず、アポイント通りに正確に移動しなければいけないわけですから。気むずかしく、細かい日本人に対し、ネガティブな印象を与えないよう、彼らは相当な努力をしています。ほんとうに。

 それがいつもと同じ恰好で、時間の精度も同程度とあれば、東京と異なり、沖縄での商談は無駄なストレスも余分な荷物もなくなりビジネスそのものに集中できます。おまけにビジネスの進め方も近い(cf. 『アジアとのビジネスプロトコルの親和性)ということであれば、商談成立の可能性も当然あがることでしょう。

 たかが服装、たかが10分とあなどってはいけないのです。



PS
 ゴルフをたしなむ方には沖縄のゴルフ場の多さ、近さ、安さ、質の高さも強烈にアピールするようです。スポーツオンチの私は詳しくないのですが・・・。
 同様のアジアセミナーで、まっさきにあがった質問が「沖縄にゴルフ場はいくつあるのか?」ということもありました(苦笑)


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