2014/08/19

センスを維持する〜 細やかな感覚

ベンチャーは地方でチャンスをつかめ!
〜沖縄で飛躍的に成功する40の法則


 昨年「おもてなし」という言葉がたいへん注目されました。沖縄にも同様の意味を表す「うとぅいむち」という言葉が存在します。私の勝手なイメージとしては、京都老舗旅館の女将の「おもてなし」と、沖縄離島民宿のおばぁの「うとぅいむち」。
 相手を思いやる気持ち自体は変わらないけれど、全く異なるアプローチなのが興味深いですね。

 沖縄はとても素敵な場所です。この温かくて優しい空気に包まれて、ムームーを着たおばぁのように穏やかな日々を過ごしたいという誘惑もたしかにあります。ですが、私たちはビジネスパーソンです。うとぅいむちのアプローチで信頼を築き、本土で研かれたおもてなしという作法をもって、よのなかに付加価値を提供していかなければなりません。

 本土から沖縄にやってきたビジネスパーソンは、朝、目覚めたときに顔を洗う水の冷たさを忘れてはいけません。上京した沖縄の若者は、「うとぅいむち」だけでなく、利休的な「おもてなし」も体得しましょう。

 沖縄ベンチャーは、本土的文化も、沖縄・アジア的文化の両方を駆使できるバイカルチャービジネスパーソンであることが最大の強みなのですから。


目次


0 件のコメント:

コメントを投稿